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デモノフォビアif

デモノフォビアエリア1,2はクリアしていたのですが、
今日初めてエリア4をクリアしました。
噂のモグラプレイを初めて見ました。エリョス。
エリア3,5は未だクリアできていません。

4スレ260,265,267,269あたりを見てなんか触発されました。
ようするに二次創作を作ろうぜってことですよね。
全クリしていないけどomake.txtからエンディングを想像して、
ifを書いてみます。ちゃんとクリアしたら書きなおすつもりです。愛が溢れて大暴走。

注・ネタバレがあったり、元作品のイメージを損なう恐れがあります。
  また、エンディングを見てないのでそもそも内容にそっていないかもしれません。
  hi-koshikiです。

タイトル:デモノフォビアif・ある影人による救いの手

彼女は勝った。だが、それは決して終わりではなかった。

悪魔が消え、彼女はすべてを思い出した。
今までの苦痛と恐怖すべてを。
「うっ…」
それらは一つ一つが発狂しかねない精神的外傷(トラウマ)であり、
彼女には重すぎた。
「うううーっ」
だが、それよりも何よりも。
「……ごめんなさい」
彼女には深い後悔があった。
「ごめんなさいっ、恵理っ、お母さんっ!!」

今は事のすべてを理解していた。
だからこそ許せなかった。
自分が、許せなかった。

“私があの時あんなおまじないに頼らなければ”

以前は、「何で私だけがこんな目に」と思っていた。
だけど、今は違う。
「何で私だけが生き残ってしまったのか」

今でも自分は絶望的な状況だ。
けれど、恵理と母はもうその絶望すら感じることができない。
この世界から消えてしまったのだ。

私のせいで…。
私のせいでっっ!

「神様」
つぶやく。
「もしも神様がいるのなら」
小さな声を震わせて。
「私のお願いを聞いて下さい」
涙があふれる。
「私はどうなってもいいから」
…ほほう。
「恵理と、…母さんを助けて」
なるほど。


“その願い、この影人が聞き入れた”



……
………
「おねえちゃんっっ!」
声を上げながら、恵理はベッドから跳ね起きた。
寝汗でパジャマがぐっしょりと濡れ、
頬には涙が伝っている。

長い悪夢を見ていた。
姉が殺され、殺され、殺され。
いつまでも救われない。そんな夢だった。

真夜中にも関わらず、恵理は家の中を走り、
姉の部屋のドアを勢いよく開け放つ。

姉の存在を確かめたくて。
「怖い夢を見たね」って言って欲しくて。

…だが、姉はいなかった。
そして、恵理がこの世界、この影人の下で
姉に会うことは二度となかった。

生贄、サクリファイス、那廻早栗。
彼女はその名の由来通り
神の供え物として自らを捧げ、
妹と母を救った。

これがある影人による
わずかな救いである。

・あとがき
影人=神=閲覧者(もしくは製作者)というのは、
メタ視点で凄く好きです。
デモノフォビアの作者様とスレで話をしてた人に感謝します。
それとつたない文章を最後まで読んでくれたあなたにも感謝を。

さくりたんの口調を思い出そうとした時、
「ひぎいあああああああ!?」とかしか
思い出せなかった私は駄目人間だと思う。

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